2011年4月26日火曜日

原発 緊急報告(43)「水」の行方

私個人が信頼出来るとした情報の忘備的転載・コピペです。

武田氏のブログ
(中部大学博士・第一種放射線取扱主任者)

原文

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武田氏ブログ

原発 緊急報告(43)
「水」の行方
(平成23年3月31日午後3時 執筆)

福島原発から
「大量の汚染水」
があることが報告されています。

施設の中の水の放射線は
1シーベルト程度と
極端に高く、
取水口から300メートルでも、
放射線ヨウ素が
規制値の3000倍以上と、
これも高い値が報告されています。

これからどうなるでしょうか?

1)
発電所の中の水をかなり除去しないと、
放射線が強いので、
作業ができず、
それが原発の処理に時間がかかることになります。
私の個人的見通しでは
2ヶ月というところです。

2)
それは放射線が強いと一気に作業をすることができず、
「今日はこれ」
という具合に
一つ一つになるからです。

3)
水は少しずつ海を汚染していきます。
幸い、黒潮が福島県で太平洋の真ん中に折れるので、
三陸、釧路沖などには
大きな打撃を与えることはないでしょう。

4)
近くの海水浴、釣り、ダイビング、ボートなどは
控えた方が良いでしょう。
また漁船も
付近には行かない方が良いと思います。

5)
魚は徐々に汚染されていきます。
しばらく経つと汚染された魚が報告されるでしょう。
どのぐらい汚染が拡がるかは
まだ余談を許しません。

6)
原子炉内の水の問題は、
報道されるでしょうが、
一般の人にはあまり関係がないことです。

私たちには、
新聞やテレビが問題にしている
「原発の水をどうするか」
ということより、
「海は汚れるのか」、
「いつごろ終わるのか」
が問題ですから、
あまり原発の内部のことに
気をとられないことが大切と思います。

・・・技術編・・・

この汚染水の発生原因、
その持つ意味、
そして今後のことを
説明しておきたいと思います。

【その1】

原発の冷却系が破壊され、
原発の冷却ができなくなり、
東電や国は
必死に海水を投入し続けた。
この水の量は4000トンと言われている。

一方、その水は
空から建物の中に直接、入れたので
建屋の床にたまり、
徐々に海の方に流れた。

【その2】

原発には
復水器、用水タンクなどがあるので、
そこに4000トン水を入れることができるが、
あまり余裕はない。
そして今後も
1万トン以上の水を
注入する事になる。

【その3】

つまり、
冷却系が動くまでは
冷却水を入れては汚染される
という自体が続く。
水を蒸発させて
減容(容量を減らす)という設備を
発電所の横に作るのが正解だが、
なかなか踏み切らないだろう。

【その4】

発電所は
ウラン235の核分裂の熱を100とすると、
70は海に捨てて、
30を発電する
という熱収支である。
従って、現在の
「崩壊熱」
は発電時の発熱と比較すると
数%には下がっていると思われるので、
復水器の冷却能力で十分だ。
その点で、国は
「復水器は壊れているのか、いないのか」
を明らかにすると、
国民は直ちに復旧できるかどうか、
どのぐらいかかるかを判断することができる。

仮に国の説明通り、
「津波で破壊された」
ということが本当で、
「爆発前は建屋外壁は機密性を保っていた」、
「原子炉建屋が移動していない」
なら、復水器は破損していないはずだ。

もし国の説明が間違っていて、
地震で破壊されたのなら、
復水器も破損している可能性があり、
その場合は
発電所のもつ冷却装置を使えない。

本日のテレビで、
北海道大学の先生が
「空冷式の新しい冷却装置をつけろ」
と言っておられたことを考えると、
復水器は地震で破壊されているのかも知れない。

どうやら国の主要な人は
内部の状態を知っているようだ。

(平成23年3月31日午後3時 執筆)

武田邦彦

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